カフェで朗読 「劇的な時間」 〜食卓3〜

瀬尾まいこ著『幸福な食卓』より
第4話「プレゼントの効用」
食卓3
いよいよ最終回。
お聴き逃し(お見逃し?)なく。
まずはリハーサル。
本当に本当の初全員集合。
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中原佐和子(妹):辻本瑞貴(松竹芸能所属) 高校2年生 大浦君との恋は順調。 家族も円満。 いつになく穏やかな16歳の秋。 |
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大浦勉学:谷口一政
高校2年生 「今年のクリスマスは中原にすごいプレゼントをするんだ」 突然の宣言はいつものこと。 大浦君の考えるすごいプレゼントって? |
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クリスマスまで1ヶ月、大浦君のアルバイト宣言。
「新聞配達するんだ」
「大浦君、マクドナルドとかのほうが向いてそうなのにね」
「でも中原、新聞配達とか好きじゃん」
新聞配達が好きだとは、自分でも初耳だ。
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青少年よ、妄想を抱け(失笑)
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中原直(兄):早川丈二(mousepiece-ree)
コバヤシヨシコとの交際も順調。 家庭内も多分平和。 男23歳平和な秋。 悩むことは・・・・ |
ヨシコさんへのプレゼント、ガブリアルと末子とチッチ、どれがいいかなぁ?
「まさか鶏をクリスマスプレゼントにするつもり?」
「そーだよー、佐和子だって去年、クリスティーヌ食べたじゃん」
(た、食べたんだ・・・・byどっひー)
選ばれた子は
「よし、ガブリエルだな。」
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お母さん:林純代
いまだ、一人暮らし 料理上手
「こう見えても、母さんは裁縫は大の苦手なのよね」 何の自慢だろう?
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ひさしぶりに母さんと買い物に行く。
大浦君の「すごいプレゼント」のお返しに、私はマフラーを編むことにした。
一玉800円もする毛糸。濃い深い紺色。
絶対上手に編まなくてはいけない。
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お父さん:土肥順一
いまだ浪人生。 三浪・・・ 「今度こそ受からないと佐和子の受験と重なっちゃうじゃないか」 夜は予備校でアルバイト 昼前に起きて受験勉強 夕方のひと時は佐和子との貴重なコーヒータイム |
「勉強してると甘いものが欲しくなるんだよなぁ。ほんの少しでいいんだけど、やっぱり甘いものを食べると救われる」
父さんは大袈裟なことをいいながらプッチンプリンを口にいれた。

幸せそうでしたね。
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コバヤシヨシコ:平井理子
・・・相変わらず。
今回もテーマソングは東京事変 |
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昼前に帰ってくると、派手な女が立っていた。
「あんたん家を研究してるのよ」
「研究?」
「クリスマスプレゼントを決める為よ。次は中原君の部屋を探索するから」
と、ヨシコは直ちゃんの部屋へ、黙々と進んでいった。
散々部屋を荒らした後、一年前の2ショット写真を見つけ、
「決めたわ。自画像を描く」
鶏と自画像かぁ。どっちも絶対いらないなぁ。(確かにいらない・・・)
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早起きして、新聞配達をする大浦君を見送る。 丁寧に新聞を読む。 直ちゃんと朝ごはん。 マフラーを編む。 父さんと牛乳がたっぷりはいったコーヒーを飲む。 母さんは、父さんと直ちゃんに何を編んであげているのだろう? 明日はクリスマスイブ。 とっても楽しみだ。 |
クリスマスイブの朝、新聞配達をする大浦君に声をかけた。
「がんばってね」
大浦君は大きく右手を上げて 「おう!」 いつもより、勢いよく自転車をこいでいった。
そして、それが最後だった。
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そらからは半分凍った冷たい雨が小さく落ちていた。 会館の中へ進んでいくと、大きな祭壇が見えた。 真ん中に大浦君の写真が飾ってある。 去年の夏に撮ったものだ。 日に焼けて、とても健やかに笑っている。 いい顔だ。 だけど、 いい写真じゃない。 |
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どうしてこんあことになってしまったのだろう。
何も悪いことしてないのに、どうしてこんなひどいことがおきるのだろう。
もうどしようもないのだろうか。
大浦君はまだいっぱいいっぱい生きられるはずなのに。
「いやだ」
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直ちゃんは1時間おきに私の様子を見に来る。
沢山本を買って来たり、へたくそな歌を歌ってくれたり。
母さんが家を出て5年。食卓に家族が揃うのは初めてだ。
「家へ戻ろうか」
直ちゃんのしてくれることはどれもありがたい。でも何の足しにもならなかった。
母さんが気にしてくれてるのはわかる。でも今の私にはどうでもいいことだ。
「変だよね、父さんは死にたかったのに失敗して生きてる。大浦君は死にたくはなかったのに。不公平だよ。」
こんなんじゃだめなのに。もっとちゃんとしたいのに。ちっともうまくいかない。
日常は進んでいく。
着々と時間が流れるどころか年まで変わってしまった。
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大浦君と初めてデートしたのはお正月だった。 お父さんの受験のお守りを買いに行った。 |
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ひとつ思い出すとまたひとつ思い出す。 大浦君はいつも訊いた。 「キスしていい?」 「どうしていちいち訊くの?」 「俺たち伸長差あるだろ?キスするまでにスパンが長いじゃん。 俺がキスしようとしてる間にお前は逃げる事もできるだろ?」
逃げる訳ないのに。 |
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お正月明け、父さんは予備校の正職員になった。
母さんは巡礼に出かけた。 (・・・らしい)
ガブリエルはローストチキンにされなかった。
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大浦君のお母さんが尋ねてきた。 お母さんは私に紙袋を差し出した。 「勉学が死ぬ5日程前に買って・・・」
クリスマスプレセントは薄いピンクのマフラーと手紙だった。 |
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「やっぱり最後に俺らは一緒になるって思う」
悲しいはずなのに大浦君の手紙は笑えた。 大浦君がそのままこの便箋に居るみたいだった。 |
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突然訪ねてきた来たヨシコの話はちっとも訳がわからない。 でも、直ちゃんがヨシコを好きになった理由が初めてわかった気がした。
「ひとりで食べたらいいよ」 ヨシコに渡された紙袋の中には・・・ (リハでは内緒。本番をお楽しみに) |
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父さん、私、わかった。
母さんは巡礼(?)に行き、父さんは正職員になり、 直ちゃんはガブリエルの延命をはかった。 そんなことで私は元気になれない。 大浦くんが生き返れないように。 だけど、 私の周りにはそういうものがちゃんとある。 |
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母さんの巡礼は 「若松神社と、金剛神院、公園の前の地蔵にまで参ったわ」 (巡礼?) |
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母さんの部屋のリビング には母さんの編んだマフラーやセーターがあった。
直ちゃんや父さんへのプレゼントだ。
誰にもわたされないプレゼントはちょっと悲しい。
「母さん、あげて。私もあげるんだ」
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大浦君へのマフラーをお母さんは褒めてくれた。 そして、言った。
「これ、寛太郎にあげちゃだめかしら?」 |
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無愛想な弟はにこりともせずにマフラーを受け取った。 |
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帰り道 マフラーを巻いた弟が追いかけてきた。
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私の周りにはまだ大切なものがいくつかあって、ちゃんとつながっていくものがある。
今回初登場。
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大浦君のお母さん(戸谷陽子)
ネーミングセンスいまいち? |
大浦寛太郎(萬谷真之) 大浦君の弟。 3つ年下。中学生 |
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今回初スタッフ かえちゃん。 えぇキャラです。
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今回復活。 生クリーム蕎麦。
調理担当はおなじみ 「太陽の塔」 ・広畑さん
ワカメスープ付 500円 |
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あ。 忘れてた。
地の文(甲斐祐子) |
では、昼公演の開演です。
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みずきらぶりー(作業中常にはっせられた言葉。)

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ごちそうさまでした。