カフェで朗読 vol.12 「本読みの時間」 〜キッカケ〜

2008年9月6日(土)

大阪・中崎 Common cafe

 

今回

中野螢

(なかのけい)

初登場
この美人女優が曲者で。。。。

ひさびさです。

 

←辻本瑞貴
(つじもとみずき)
女子大生になりました。

 

早川丈二→
(はやかわじょうじ)
いろんな意味で主役です。

今回も大人の魅力で。

常連(笑)
土肥順一
(どひじゅんいち)

←スタッフ〜〜
かえちゃん。

 

あ、私もいます。→
甲斐祐子
(かいゆうこ)

こんなメンバーでお届けしました。


 

さて。

開店です。

昼営業 13時開店 14時開園

夜営業 18時開店 19時開園

(写真は昼仕様)

出張カフェはおなじみの太陽ノ塔。

かぼちゃのクリームシチュー

タイカレー


前説、してます。働いてます。


1話目

金城一紀 『恋愛小説』より

早川丈二&辻本瑞貴

14歳。

生まれて初めてのデートの話をしよう。

その頃僕は《不良》をしていて、

彼女はとても真面目な女の子。

生徒会の役員もしていた。

 

 

10月のある日、僕たちは学校をさぼって動物園にデートに行った。

そして今僕は30を超えた。

時々彼女の事を思い出す。

 

いつか僕は大切な人に出会うだろう。

その人を生かし続ける為にその手を決して離しはしない。

たとえ、ライオンが襲い掛かってきたとしても。

実はオープニングとエンディングだけ読みました。

真ん中の本編ごっそり抜いてます。

その辺の言い訳は当日のアンケート用紙にくどくどと書いてみました。苦笑


2話目

森絵都 『彼女の彼の特別な日』

中野螢&土肥順一

元彼の結婚式の帰りに一人で行ったバー。

隣の席の男から声をかけられた。

 

「互いにひとつづつ願いを叶えあいませんか?」

 

気障な文句。

でも。

 

この男は、気障なのか、お人よしなのか、ただの世話好きなのか、、、

久々に芽生えた好奇心。

3話目

森絵都 『彼の彼女の特別な日』

土肥順一&中野螢

祖母の四十九日、会食の帰りに一人でバーへ立ち寄った。

ふと隣を見ると、若き日の祖母にそっくりな女性が、、、、

 

「互いにひとつづつ願いを叶えあいませんか?」

 

彼女の話をきくうちに、訳のわからない衝動に駆り立てられ、

新郎の電話番号を尋ねていた。


4話目 山田詠美 『涙腺転換』

男子たるもの決して涙をみせてはなりませんよ。

はい、お母ちゃま。

お母ちゃま、ありがとう。折檻、バンザーーーイ。などと叫んでいたら、母が死んでしまいました。

葬儀の日、父の鳴き声が、辺りを振動させています。

斎場は、たてノリのライヴ会場さながらとなりました。

流れるお経はラップの様で、ずぶずぶと沈みこんでいきそうです。

ああ、頭が痛い。

でも、痛んでいるのは本当に頭なのか?

目の奥が熱い。

マズイ。

母の棺に顔をむけ祈りました。

 

心頭の滅却にお力添えを!!

父「泣いてもいいんだよ。」

 

その瞬間、私は。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ざーざーざーざーざー。

 

意識を失う寸前、自分から流れ出る大量の水音をきいていました。

人生の箍がいっきにはずれました。

これまでこらえていた涙が、氾濫し始めたのです。

ただし。

私は母との約束を忘れた訳ではありません。

「決して涙をみせてはなりませんよ」

もちろんです。

私の涙は。。。。

彼女もできました。
青春の命題です。
涙が先か?
。。。。。。。。。。が先か?

悩むぜ。

あっさりふられたその結果。

医者から言われた一言は、

 

「膀胱炎です(ハート)」

詳細の気になる方は本編を読んでみましょう。名作です。


激しかったので、休憩。

後半です。


5話目 姫野カオルコ 『終業式』より

 

 

 お元気ですか?

 先日は楽屋に花を届けてくれてありがとう。

 来月はスーパーの屋上で手品をします。

 普段はバイトをして練習をしています。

 道路工事です。

 花のお礼にトランプを送ります。

 気持ち悪い絵が気にいってます。

                   さようなら

                    関口章

 

 

 

 前略

 お手紙とトランプをありがとう。

 確かに気持ち悪い絵です。

 今日、関口君の高校時代の話をききました。

 レスリング部だったんだって?

 

 また手品を見に行きます。

                     草々

                  遠藤優子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  遠藤さん、

お元気ですか?

 

結婚してください。

 

       さようなら

        関口章

 
 

前略

末田先生、

結婚というものが、

こんなに簡単にできてしまうものなのかと、驚いております。

後日、

案内状を送ります。

          草々

       遠藤優子

 
 

ユーコ、びっくりしたよー。

いつの間につきあってたのーーー?

手品師というのがまたびっくりです。

また電話ください。

 

              八木悦子

 
 

エツコ、電話をありがとう。

つきあってなかったというより、つきあってる暇もなかったのです。

だから、もう夫婦なのに、今更どぎまぎしています。

以前、エツコが手紙で言っていた事を私も実感しています。

どんな男性?って、エツコにきかれたけど、私にもわかりません。

これから知っていくつもりです。

案内状おくりますね。

                          では

                       関口優子

 
 

前略

久しぶり、びっくりしました。おめでとう。

俺もびっくりさせます。離婚しました。

よかったら会って飲みましょう。

                   草々

                 都築宏

 
 

前略

昨夜はありがとう。

二日酔いなので思い切って書きます。

遠藤のこと、ずっと好きだった。

複雑な感じの「好き」だった。

だから言えなかった。

心から幸せを祈る。

                  草々

                都築宏

全編、手紙のやりとりだけで構成された長編小説です。(高2から30代半ばまで、約20年の往復書簡)

エンディング間際を抜粋しました。


6話目 小手鞠るい 「あした咲くつぼみ」より

あたし、17歳。

(20年前)

私、37歳。

(20年後)

森澤さん、当時大学3年生

(20年前)

 

 

 

 

 

こいつ女たらしですぜ。

つぐみさんの彼氏、大学4年生

(20年前)

友達のお姉さん。

つぐみさん、大学3年生

(20年前)

20年後のあたしへ

20年後のあたし、あなたは覚えてますか?

20年前にあなたが好きだった人のこと。

 

彼と出会ったのは、高2の春休み。

「森澤さん、お手紙書いてもいいですか?」

 

手紙(あたし)と電話(森澤さん)のお付き合いが始まりました。

最後に、誰にも教えていない、とっておきのヒミツを書くね。

明日、あたしは一人で東京まで行って、森澤さんを訪ねるつもり。

手紙と電話だけじゃ、我慢できなくなってる

「会いに行くね」って、手紙に書いたの。

どうか、彼に会えますように。

 

応援してくれますか?むかしむかしのあなたの恋

20年前のあなたへ

可哀想なあなた。

あんなに期待して、胸をいっぱいにして、会いにいったのに・・・

 

迷わずに行けば20分位、人に訊いて40分位かけてやっとたどり着いた3階建ての建物。303号室。「MORISAWA」

トントントン。

壊れ物を扱う様にそっとノックしてみました。

彼はどこからも戻ってくる気配がありません。

たくさん、泣きなさい。

20年前のあなた。

今は、好きなだけ、泣きなさい。

 

 

またどこかで、あなたを見かけたら、そっと声をかけるね。

振り向いたあなたが、お花畑の様な笑顔の持ち主だとうれしいな。

おわり。



全員集合〜〜〜〜

おめめがうつろなかえちゃんは〜〜〜〜

こうしてやる〜〜〜〜

 

ということでおつかれさまでした。

ご来場ありがとうございました。

 

 

あ。

稽古中です。

カレーなべー

涙がながれました。

 

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