カフェで朗読 vol.13 「本読みの時間」 〜星に願いを〜

2008年12月20日(土)

大阪・中崎 Common cafe

 

今回

岩佐好益

(いわさたかよし)

初登場
某占いメーカーでは「撃沈王子」でした。

←年末の女
加部妙子
(かべたえこ)
3度目の12月出演。

 

 

 

私。→

甲斐祐子
(かいゆうこ)


ある意味常連。


スタッフ

かえちゃんです。


午前中はリハーサル。

そして看板書き


目近すぎ。


開店です。

昼営業 13時開店 14時開園

夜営業 18時開店 19時開園

(写真は昼仕様)

 

出張カフェはおなじみの太陽ノ塔。

タコライス

野菜と豚ぼ塩ダレ温卵丼

アップルパイ

他には「ロコモコ丼」「ガトーショコラ」「ベイクドチーズケーキ」がありました。

ケーキ食べ損ねたー。


前説です。

心配してたお客さんも上々の入り。

ありがとうございます。


暗転して薄明かり。

朝来ていきなり照明プランをきかされるスタッフ・かえちゃん。ノーミスでしたー。たぶん。w

すばらしい。


オープニング

恩田陸作 『きのうの世界』第15章より

脚色 甲斐祐子

空が広いね。

あの子はそう言った。


 

第1話

川上弘美作 「水かまきり」

加部妙子&岩佐好益

 

 

背後霊がーーーー。

幼馴染のケン坊がドラフト一位指名をうけた頃

わたしにはその意味がわからなかった。

ケン坊がケガをしてもどってきた時、

「進藤、自由契約に」

わたしにもその意味がわかるようになっていた。

 

水かまきりは、ぜんぜん動かなかった。

「死んでるのかな」  「死んでるのかもな」

 

 

水かまきりはゆっくりと底まで沈み、再び水面に上がってきた。

「よし」

 

 

「よし、生きてたんだな」


参考のために調べてみた水かまきりだのぶどう虫だの赤虫だのが気持ち悪くてねぇ。涙


第2話

川上弘美作 「冬一日」

甲斐祐子&岩佐好益

トキタさんに会えるのは、いつも昼間だった。

同じ曜日の、同じ時間におこなう逢瀬。

 

 

そこからはみだすつもりはなかった。

 

 

「暮れの一日、弟の部屋で過ごさないか?」

「いいの?」

「いいさ、へんなことしないからさ」

 

 

 

トキタさんは私の問いのほんとうの意味を知っていて、

わざとずれた答えをしたのだろう。

 

 

「お料理でトキタさんのこと釣ろうとしてるんだ」

 

 

「ほんと?」

私の声が、少しだけ、真剣にすぎた。

 

「思ったより、料理が上手が上手だねぇ」

 

 

「釣られましたなぁ」

 

 

 

 

鍋がにたっている。

水菜のさみどりが、深い緑色に変わっていた。

 

 

 

火を弱めなければ、と私は思った


ちなみに、今回稽古中に食べた鍋。

おでん

ビーフシチュー

すきやき

全部ハラダ作

すき焼きのビジュアルがいまいちでしたー。

すきやきにウィンナーはいってるー。


第3話

田口ランディ作 「モーニング・コール」

岩佐好益&加部妙子

3ヶ月ほど前からだった。

朝6時。電話の音で起こされる。

受話器を取ると相手は何も言わない。

 

 

不思議ないたずら電話は、

僕の生活にほんの少し変化をもたらした。

僕は思い出していた。

朝を。

 

 

 

 

モーニング・コールをありがとう。


前半終了。


休憩中。

敦子の影武者「アツコ」

ラブリー。

 

ツリーはお客さまからいただきました。

ありがとうございまぁす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハラダが床にアツコを落としやがった。

わざとです。w


後半です。


第4話

鷺沢萠作 「横顔」

加部妙子&岩佐好益

「結婚しないんですか?」

同僚の女の子から時折訊かれることがある。

「だって面倒くさそうでしょう?」

決まってそう答える。

 

 

 

結婚しないのには訳があった。

けれどそれを他人(ひと)に話したことはない。

「下町は嫌い?」

 

柴又帝釈天の祭に私を誘ったのは高校の同級生だった男である。

 

俺だって生まれて初めてのことなんだぜ、プロポーズなんて。

目をつぶって拝んでいるとき、

心の奥底でひとつの声がしていた。

 

・・・もう、そろそろいいですか。


第5話

角田光代作 「手紙」

甲斐祐子・加部妙子・岩佐好益

季節はずれの夏休み、私は恋人と伊豆に宿泊するはずだった。

しかし、私は今、一人で伊豆にいる。

 

 

退屈だった。

何気なく開けてみたテレビ台の引き出しに、一冊の本が入っていた。

詩集だった。

そしてその本を私も持っていた。

二十歳をいくつか過ぎた頃だった。

私はこの孤独な詩人に自分自身を重ねていた。

本の中には薄っぺらい封筒が挟まっていた。

糊付けされていない封筒。

宛名はない。前略もない。突然手紙は始まっている。

 

 

 

これは女が別れゆく男に宛てて書いた手紙だ。

 

この女ひょっとしてこの手紙を書き終えて・・・

 

 

この部屋、危なくないですよね?

 

は?

 

出ませんよね?

 

 

夏の海辺で花火をしたこと。

一本の缶コーヒーを分け合ったこと。

 

やばい。

女の文体がうつってしまった。

彼女と私と、

彼と私の恋人の、

思い出が絡まりあって、

どちらがどちらか

もう判断がつかなくなる。

手紙を書いたあなた、今はどこで何をしていますか?

きっとまた、

ちっぽけな思い出を大切なだれかと重ねているのでしょう。

 

 

 

そうであることを祈っています。


ということで終了。

岩佐くんの名前がおぼえられません。ごめん。



皆様、ありがとうございました。

次回(H21.4.5)もよろしくお願いいたします。

 

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